ドイツ西部の街、ケルンから時々出かける旅の
記録。ケルンに来る前に住んでいたベルリンから出かけた旅の思い出も入っています。 このブログは「離れ」です。 「母屋」はこちらです。 「今のベルリンのお天気は?」 コメント、リンク、トラックバック歓迎ですが、特定の販売サイトへの誘導や本文の内容と全く関係ないものは削除させて頂くことがありますのでご了承下さい。 カテゴリ
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さて、美味しい紅茶で少し温まった後、遊覧船に乗りました。 あり、ヘッドホンで各国語の解説が聞けます。スウェーデン語、英語の他 ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語、そして 日本語もありましたが、ストックホルムッ子のための、という スウェーデン語の解説もありました。よそからのお客さんを連れてきた 地元の人にも地元を見直すいい機会なのかもしれません。 日本で「江戸っ子のための隅田川下り」とかあったら私もやってみたい ものです。 船から降りたら小腹がすいて、どこかでなにか食べたいね、という ことに。でもその付近ではどうも適当なところが見つからず、中央駅 周辺の方まで歩いて、さらに市庁舎まで歩いて。お腹がすいてるところを 歩かされて独欧州、だんだん機嫌が悪く・・・。 市庁舎というのはドイツでは少なくともレストランがついていることが 多い。あったかいものがあるといいね、と言いながら歩いていったものの、 土曜日の夕方という中途半端な時間には開いておらず。 寒い中を空腹で歩かされた相方はかなりご機嫌ナナメで到着したの ですが、ラザニアを食べてコーヒーを飲んだら機嫌も回復。 わかりやすい人です。人間的、ともいえるのかも知れませんが。 そんなこんなで日の短い一日は暮れ、あっという間に真っ暗。 寒いし、もう外歩きはしたくない。 持っていたガイドブックを眺めていた相方が「映画、見に行こう。」 と言いだし、市の南側にあるマルチスクリーンの映画館へ。 「なに見る?」と言ってあまりコレ、という映画がありません。 アメリカのバカバカしいコメディーも見たい時は見たいけど、今日は 気分じゃない。ホラー映画もイヤ、アクションものもイヤ、となると 残りはスウェーデン映画の推理もの。 と私は異を唱えたのですが、相方は映画館に置いてあったスウェーデン語の 無料映画情報誌をパラパラとめくり、スウェーデン語をじっと眺め、 「フーム。どうやら女性弁護士さんが殺された牧師さんのナゾを解く、 っていう話らしいよ。」と。 私が香港で書いてある漢字から想像するに、多分、これはこんな意味、と いうのをドイツ人の相方はスウェーデン語でやっているという感覚が なきにしもあらず。ともあれ、そのスウェーデン映画を見ました。 まだ封切られたばかりの新しい映画で映画館はほぼ満席。 オッサ・ラーソンという女流推理小説家の作品の映画化らしいです。 原作の英訳は出ているようですが(英題:Sun Storm・太陽の嵐?)日本語訳は まだないようですね。 スウェーデンの北の町の小さな教会でおきた殺人事件。幼なじみの女性が 容疑者として捕らえられたと聞き、ストックホルムで働く美人弁護士が その謎に挑むというスリラーでした。 一言もわからないスウェーデン語ながら、画面を見ればある程度は筋も 追えて、それなりに緊迫した雰囲気も伝わってきました。 スウェーデンの北の方の町の話ということでオーロラが出ているシーン もあったのですが、「うわぁ、オーロラだ!」と思ってるのは私くらい だったんじゃないでしょうか。 相方がスウェーデン北部出身の同僚に聞いた話では、北部では特に 「しょっちゅう出るんで、別に何とも思わない。」 のだそうです。 「しかもアレ、音がするのよ。夜中にうるさくて目が覚めると オーロラが出てるのよね。」 ・・・どううるさいのかはよくわからないままだったのですが、 幻想的にカーテンのように光が広がるだけではないというのは 初めて知りました。 (つづく) #
by akberlin2
| 2007-11-28 02:39
| Stockholm
金曜日に雪が降って、冷たい氷雨の晩秋から本格的に冬に移行して しまいました。土曜日の朝「ホテル」があまりにもひどいので 「引っ越す?」と相方をけしかけてみましたが「いや、もうカードで 払っちゃったし。それに今日は出かけたら夜まで帰らないだろうし、 寝に帰るだけだから。」というのでもう一泊はガマンということに。 ともあれ、朝8時のサンドイッチ、コーヒーの配給時間に間に合わなかった ため、1000円の追加を払った朝食もやはり「・・・。」という内容。 相方のつながった眉の下が曇って見えるのはいわゆる「眉間に皺が寄って いる状態」=「機嫌が悪い」ってことです。あうう。 でも幸いお天気だけは良くて青空がのぞいています。 相方は5年前にも学会だかでストックホルムに来たことがあり、 「旧市街にとりあえず行こうよ。」というので地下鉄で ガムラ・スタンに向かいました。 お天気がいいと、散歩も楽しい。でも土曜の午前中は観光客と 地元の人が買い物にどっと繰り出し、狭い旧市街の石畳の道は 混雑しています。例によって、人混みの嫌いなヒトと歩くには とても不向きな状況。なるべく人のいない方に、いない方に・・・と 流れていきました。歩きながら観光局でもらった案内を読んでいた 相方が「船でめぐる運河ツアーがあるって。これやろうよ。」と言い出し、 お昼過ぎの出発のに間に合うかな、と言いながら船着き場を目指しました。 船着き場はストックホルム一の高級ホテル、グランドホテルの前。 12時半出発の切符を買ったのが11時半。1時間も寒い埠頭で待つのは 無理・・・「じゃ、あそこで待とう。」と相方が指差した先は グランドホテル! 「高価いったってコーヒーくらいならたかが知れてるよ。泊まるわけ じゃないし。でも友達に自慢できるよ、中に入ったって。それに今、 泊まってるとこがひどいからね、その埋め合わせ。」 というわけでおそるおそる、敷居の高いグランドホテルへ・・・。 ドアマンが他の婦人客と話している脇をすり抜け、回転ドアを 押して中に入るといかにも伝統のヨーロッパ、という重厚な雰囲気。 左側のラウンジ奥の窓際の席にいこうとするとそこはレストランで まだ開店していないとのこと。コーヒーを飲みたい、というと 反対側のバーへどうぞ、と言われたのでそちらに移動。 バーカウンターのあるラウンジも壮麗な雰囲気。 自分たちの宿を思い出すとその差に何だかおかしくなってしまうほど。 同じストックホルムでこの差は・・・。 両方で100クローネ(1800円くらい?)でしたが、紅茶は 大きなポットサービスでフルーティーな香りが高く、おいしいもの でした。 (つづく) #
by akberlin2
| 2007-11-14 06:30
| Stockholm
ストックホルムでは最初の数日は仕事で行っていた相方の取引先 に近い市内から地下鉄で20分ほどのところにあるビジネスホテルに 泊まっていました。観光には不便でしたが、ネット環境も素晴らしく、 立地以外は大変に良かったのですが、相方の仕事が終了した金曜日に ネット予約した市内の別な「ホテル」に引っ越しました。 ストックホルムは物価が高い、とは聞いていましたが、ホテル 代金に関しては100ユーロがほぼ下限という状態でした。 ドイツなら運がいいとダブル、ツインで60ユーロくらいでも いい部屋が見つかったりするのですが、このストックホルムの 「ホテル」がひどかった・・・。 そこそこ中心に近く、まあまあ便利なところではあるのですが、 ホテルというよりはホステル。普通はバスルーム共用というのを わざわざ値段の少し高いバスルーム付き、というので予約したの ですが、この部屋が狭い! バスルーム込みで4メートル×2メートル足らずくらいの、閉所恐怖症 だったら気が狂う、と思われる大きさ。しかも部屋のバスルームが臭う。 ドアをきっちり締めないと部屋中に悪臭が漂う感じです。シャワーと トイレのしきりはイケアのシャワーカーテン一枚。 いわゆるシャワー用のキャビンにもなっていない。 水はけも今ひとつで、足拭きマットを床に広げてシャワーを浴びたら 水浸しになってしまいました。 金曜には雪が降ったのですがこの安普請、暖房だけはしっかりしていて 寒い思いこそしませんでしたが、朝食も朝6時から8時に起きた 人だけにサンドイッチとコーヒーが出てそれ以降の朝寝坊には1000円 ほどの追加が朝食にも必要というじゃありませんか。 「冗談じゃな〜い!」 一泊100ユーロ以上(1万7千円近く)して、いくら何でもこのサービスは 許せん!とドイツに帰ってすぐに予約したサイトのHotels.comに苦情の メールを強い口調で書きました。(メールだと何でも言えるオバちゃん気質。) 「そちらさんのサイトのベストパートナーホテルっていう証書が フロントわきに額入りであったけど、これがそちらさんの標準なら もうそちらのサイトでホテル予約なんかしません!」 そうしたらカスタマーサービスから早速返事が来て30ユーロほど返金 します、ですって。それでも一泊あたり85ユーロは許しがたい高価さ ですが、フロントの女の子も愛想が良かったし、ま、許すかな・・・。 と、せっかくの美しい街の思い出を台無しにするホテルの話で スミマセン・・・。 まったく英語で言うところの「猫を振り回す余裕もない広さ(Not enough room to swing a cat)」、日本語でいうところの「猫の額ほど」の 部屋でありました・・・アレ、どうして狭いっていうと英語でも 日本語でも猫、なんだろう。 ドイツ語にはそういう言い方、あるのかな。 (つづく) #
by akberlin2
| 2007-11-14 06:08
| Stockholm
相方が仕事で出かけている間にストックホルムの旧市街、 王宮もある島、ガムラ・スタンに出かけてみました。 寒い、曇りがちな日でぱっとしませんでしたが、ストックホルムが 北欧の都、と呼ばれるわけが美しい旧市街を見てわかったような 気がしました。 ライン河の都ケルンは第二次大戦で99パーセント、大聖堂を残して 街のほぼすべてが破壊されてしまいました。今ある「旧市街」は 戦後の再建、ケルン大聖堂からほど近いこともあって観光客目当てと 思われるお店ばかりしかなく、どうも日頃は足が向きませんが、 ストックホルムの旧市街は観光客目当てのお土産物屋さんなどと 並んで手袋や手芸用品を扱うお店があったりして、市民の生活の 息づかいが感じられました。 その近くに紅茶専門店があるのよ、と相方のスウェーデン人女性同僚 が教えてくれていたのですが、本当にドイツ教会のすぐ隣ですぐに 見つかったので入ってみました。しんしんと寒い日でいくら美しい 街だからといってただ逍遙するのが楽しい日じゃなかったのです。 それにしても女性同僚というのはありがたいですね。ジモティと いう言葉、まだ日本で有効かアヤシいですが、その土地のことは その土地の人に聞け、です。 上品な老婦人の二人連れなども来たりして、落ち着いた雰囲気。 私は160クローネの「イングリッシュ・アフタヌーンティー」を 頼んでみました。 小さなサンドイッチにクロテッドクリームとジャムを添えた スコーンが二つ、日本ふうな大きさ(ドイツのケーキはしばしば 巨大)のケーキはその日の何種類かの中から選択できます。 紅茶はダージリンのセカンドフラッシュを選んでみましたが 私の好みから言うともうちょっと濃いめに入れてほしかったかな。 でも量的にも本場のイギリスだとサンドイッチもスコーンも ドドーン、と来たりする時がありますが、日本人の婦女子にも ちょうどいいくらいの量で日本のストックホルムのガイドブック にも載ってたりするのかなぁ、と思ったりしましたが、私が外は 冷えるし、それほど混んでいなかったのをいいことにすっかり 長居していた間には日本人は来店しませんでした。 アフタヌーンティーの後、ちょっとまた歩いているうちに4時には すっかり夜の暗さになってしまいました。11月上旬でこれじゃ 冬至の頃はどんなに暗いのか、と思いました。 (つづく) #
by akberlin2
| 2007-11-14 05:27
| Stockholm
相方は仕事ですが、私は気晴らし。でもしなきゃいけない仕事が あってパソコン持参です。 ホテルはネット環境も快適ですが、市の中心から離れていて 空港から直接来ることが出来ず、一旦、バスで市の中心まで出て そこから地下鉄(T-banaというらしい...手鼻?)でまた空港方面に 戻ったあたり。しかも駅からさらにバスを乗り継がなければ ならないようなところ。幸い、相方のスウェーデン人同僚の リンダさんが車で駅からホテルまで送ってくれました。 「わざわざ11月のこんな時期にストックホルムに奥さん連れて こようなんて、相方氏、変わってるわね。この時期は寒いし、 天気悪いしでいいことないっていうのPh.D『博士さま』なら ご存知でも良さそうなのに。」なんて半ば冗談めかして 笑いながらリンダさんがいうのも無理はない。 気温摂氏1度。 ドイツより寒い。 午後2時くらいから夕方のような暗さ。4時にはもう真っ暗。 ドイツよりも日が短い。 しかもぼそぼそ、冷たい雨が降って。 でもこれがストックホルムの11月、なんですね。 今日は空港に着いてお金を交換して(ここはユーロじゃなかったんです。 いまでもクローネ)、バスで市内へ出て、地下鉄で市外へ戻って・・・ なんてやってたらあっという間に真っ暗になっちゃいました。 またなにか見つけたら投稿するつもりです。 #
by akberlin2
| 2007-11-08 02:47
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