ドイツ西部の街、ケルンから時々出かける旅の
記録。ケルンに来る前に住んでいたベルリンから出かけた旅の思い出も入っています。 このブログは「離れ」です。 「母屋」はこちらです。 「今のベルリンのお天気は?」 コメント、リンク、トラックバック歓迎ですが、特定の販売サイトへの誘導や本文の内容と全く関係ないものは削除させて頂くことがありますのでご了承下さい。 カテゴリ
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(↓下の記事からつづく) ・・・翌朝、目が覚めたら10時でした。なんとなく調子が出なくてベッドで ゴロゴロしながら朝の子供向け番組を見ました。アニメやアメリカの ティーンドラマもフランス語吹き替えだと妙にかっこよくみえるなぁなんぞと 感心しているうちにあっという間にチェックアウトタイムが迫ったので着替えて フロントで精算し、ホテルの外に出たのはもうお昼ごろ。 ホテルのロビーで「ギメ東洋美術館」のパンフレットをもらっていたので、 見たことないし、とりあえずそこに行ってみようかとのこのこ出かけました。 エッフェル塔のよく見えるメトロのトロカデロ駅から歩いて5分。 いかにもパリっぽい感じの建物ですが、中は暖かい東南アジアの風が・・・。 ガネーシャもいました。 中国、日本コレクションも充実。 子供にも人気です。 さて地下に食堂があったのでお昼を食べることにしました。 20ユーロのメニュー。前菜とメインとデザートを何種類かから選べます。 オレンジの香りがふんわり。白ごまが散らしてあってごはんが進みます。そのあと、 デザートまでがちょっと待たされたのですが・・・。 ふわりとした生地からは湯気とともにココナツの香りが。それにココナツミルクが かかってきて、ココナツ好きにはたまらない美味しさ! デザートだけもう一個食べたいくらいでした。 唐三彩の壺。解説票に「唐の釉薬、トリコロール」って書いてあって、そうか三彩 だからトリコロールか、と妙に感心してしまった。 この壺の向こう側に丸テーブルがあり、30代くらいの夫婦が小学校低学年と 中学年くらいの息子を二人連れて座りました。 下の息子は「Yakitori」とメニューにあったものを取ってもらったようで、 しばらくするとなるほど、焼鳥串が数本とごはんとサラダが一緒に盛られて お子様ランチ風になったものが運ばれてきたのですが、お兄ちゃんは喜んで 食べ始めたものの弟は食べ慣れぬ「アジアごはん」に初めから拒絶反応。 「サラダはヤダ」と言えばお母さんがお皿からサラダを取って自分のに移し、 お父さんが鶏を串から外してやって、フォークに刺して口許までもっていくのに きっと口を結んだまま絶対に食べようとしない。 「ほれ、美味いから食べろ!」「いい子だから食べなさい!」と両親が言えば言うほど、 弟はどんどんかたくなになって絶対に口を開けようとしない・・・。 実は私もそうでした。バリバリの中華がずっと苦手でした。強すぎる八角の味 なんかはじつは今でも苦手です。子供って食べつけないものは食べたくないん ですよねぇ。その坊やを見て、久しぶりに我が姿を思い出しました。 まぁ、その子が長じてドイツに住み、フランスに行ってアジアごはんを好んで 食べるようになったりするんですから。あの弟もいつかはアジアごはんの 美味しさに目覚めるかもしれません。 なんだかんだですっかりアジアにハマって気がついてみたら短い冬の日が すでに暮れかかっている時間。のどが痛いのも相変わらずなので無理に ジタバタせず、おとなしく早めに空港に切り上げることに。 帰りはRERという電車を利用しました。ロワシービュスよりも早く空港に着きます。 空港内の売店で相方におみやげのチョコレートを買って、ミネラルウォーターを 買ったら・・・手荷物検査のテロ対策で取り上げられそうになって慌てました。 (手荷物検査機のところで500mlを一気飲みしました・・・。) 欧州内、欧州内からのフライトでは液体、クリーム類(歯磨きなどのペーストも含む) の機内持ち込み、厳しくなってます。液体の量ではなくて、容器の大きさで100ml以上 のものは持ち込めないようです。使いかけの化粧水(容器が200mlだった)まで 取り上げられたのには閉口しました。 格安航空のジャーマンウィング、ケルンへの帰りの便は30分ほど遅れました。 格安航空会社では席が決められてなくて、チェックインの時にもらえる番号は 整理番号。乗ったら自由席です。そのために搭乗前には行列してなるべく早く いい席を確保する必要があります。 私の前に並んでいたのは年明けをパリで迎えた若いドイツ人カップル二組。 「ホテルの朝食にハムもチーズもないからね~。ホントにクロワッサンと バゲットとコーヒーとジュースくらいで。」 そういえばドイツ人は朝食に人を招いたりするくらいでハムだのチーズだのを 何種類も食べる人が多い。パンも黒パン、白パン取りそろえて、という趣です。 「あとね、羽布団じゃなくてね、シーツに毛布一枚でしょ、寒くってね~。」 そういえばドイツのベッドメーキングはフランスやイギリスと違ってふんわりした 羽布団をたたんでおいたりしますが、フランスはシーツと毛布をビッタリ折り込んで 敷布と掛け毛布の間に挟まって寝る式です。 距離的には本当に近いドイツとフランスですが、文化の違いってこういうところに あるんですね。 パリだったのかなんだったのかよくわからないくらい短い旅でしたが、 ま、こういうのも、アリ。
by akberlin2
| 2007-01-10 22:03
| Paris
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